9月14日、高原町役場で役場職員を対象にした普通救命講習が行われました。
西諸広域行政事務組合消防本部中央消防署高原分遣所に所属する救急救命士3名を講師として招いて行われた講習には、17名の職員が参加。
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9月14日、高原町役場で役場職員を対象にした普通救命講習が行われました。<br> <br> 西諸広域行政事務組合消防本部中央消防署高原分遣所に所属する救急救命士3名を講師として招いて行われた講習には、17名の職員が参加。<br><br>
講師を務めた眞方さんは、「庁舎にAEDを設置している以上、職員のみなさんが使えるようにならないといけません」と話し、脳が正常に働く仕組みと心臓の構造について説明したのち、マネキンを使った胸骨圧迫とAEDの操作の指導を行いました。
眞方さんの指導のサポートにあたったのが、高原町消防団の原田さん。
入団1年目の原田さんは、高原町唯一の女性消防団員です。
以前、高原分遣所で教わった心肺蘇生法を今回は教える側として実践。
一通りの指導が終わったあとは、受講者も実際に心肺蘇生法を体験しました。
講習を終えた原田さんは、「サポート役ではありましたが、初めてこういった場で教える側に立ち、とても緊張しました。今後さらに、こうした活動を取り入れていくためにももっと勉強していきたいです」と意気込みを語っていました。
実技講習後に設けた質問の時間には、受講者の手がたくさん挙がり、予定していた時間を超えるとても有意義な講習となりました。
心肺蘇生法をマスターしましょう!
救急搬送の出動件数は年々増えてきています。
現場に救命士が到着するまでの間、第一発見者の処置が十分にできていれば傷病者を救える可能性はぐんと上がります。
地域を守る消防団員のみなさんにはぜひ、心肺蘇生法を習得していただきたいですね。
もしもそういった現場に立ち会ったときには、勇気を持って蘇生に取り組んでほしいと思います。
なるほどAED
AED(自動体外式除細動器)とは、心室細動を起こした心臓に電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。
突然の心停止を起こした方の救命率は、除細動が1分間遅れるごとに約10%低下します。
そのため、救急隊などが到着するまでに、その場に居合わせた人が胸骨圧迫や人工呼吸、AEDの使用などの心肺蘇生を行うことが大変重要になります。