前列左から、河野愛友美さん(川南町消防団・団員)、松木祐樹さん(高鍋町消防団・団員)、森川尚彦さん(新富町消防団・団員)、酒匂浩司さん(宮崎市消防団・
団員)、黒田祐大さん(綾町消防団・団員)、中邨里香さん(宮崎市消防団・部長)、宮原明日香さん(西都市消防団・団員)。後列左から、重永仁美さん(木城町
消防団・班長)、清水祐子さん(西都市消防団・団員)、南園秀幸さん(川南町消防団・副部長)、内田健太さん(木城町消防団・部長)、山中彩さん(高鍋町消防団・
女性部部長)、廣井千枝里さん(西米良村消防団・団員)、黒木清香さん(西米良村消防団・団員)、吉田 豊さん(国富町消防団・団員)
令和3年10月22日、宮崎県消防学校で、県中地区の若手団員と女性団員による意見交換会が開かれました。
司会進行は宮崎市消防団の酒匂浩司さんが務め、10名の団員がそれぞれの活動や抱える課題などについて話し合いました。
[活動をさらに良くするために]
前列左から、河野愛友美さん(川南町消防団・団員)、松木祐樹さん(高鍋町消防団・団員)、森川尚彦さん(新富町消防団・団員)、酒匂浩司さん(宮崎市消防団・ 団員)、黒田祐大さん(綾町消防団・団員)、中邨里香さん(宮崎市消防団・部長)、宮原明日香さん(西都市消防団・団員)。後列左から、重永仁美さん(木城町 消防団・班長)、清水祐子さん(西都市消防団・団員)、南園秀幸さん(川南町消防団・副部長)、内田健太さん(木城町消防団・部長)、山中彩さん(高鍋町消防団・ 女性部部長)、廣井千枝里さん(西米良村消防団・団員)、黒木清香さん(西米良村消防団・団員)、吉田 豊さん(国富町消防団・団員)<br> <br> 令和3年10月22日、宮崎県消防学校で、県中地区の若手団員と女性団員による意見交換会が開かれました。<br> 司会進行は宮崎市消防団の酒匂浩司さんが務め、10名の団員がそれぞれの活動や抱える課題などについて話し合いました。<br><br>
団員になってよかったこと
中邨 救命講習を通して応急手当普及員の資格を取ることができたことと、たくさんの団員と出会えたことです。
吉田 団員との交流が深まることで人脈が広がったことですね。自分たちの地域は自分たちで守るという意識も自然と強くなり、地域の方から労いの言葉を掛けてもらったりした時は、社会貢献している実感が湧きます。
黒田 県外からUターンで戻ってきたタイミングで入団したのですが、役場に勤めていることもあり、さまざまな業種の方と知り合えることで仕事もしやすくなりました。地域のお祭りに呼ばれて、郷土芸能をやったり、飲み会に参加させてもらったりなど、地域との交流が楽しいです。
松永 防災の知識を身につけられたことは良かったですね。私も役場勤務なのですが、仕事で消防団員とやり取りする場面もあり、部が違っても消防団という共通点から仲良くなっていけるので、仕事にも良い影響があります。
森川 小さい頃から地元で神楽をやっていたので、地元の方との交流は元々ありましたが、入団してから、さらに地域の輪が広がりました。
重永 旦那と出会えたのが1番良かったことです。3年前には夫婦賞をいただきました。現在は、娘が入団したので、次は家族賞を目標にしています。
河野 地域の方から「頑張ってね」などと声を掛けていただけるのが嬉しいです。
宮原 保育士をしているので、応急救護の知識とやり方を習得できたことで仕事にも生かせていて、消防団に入って良かったなと思います。
活動をさらに良くするために
森川 自分の部やOBの方からの声を集めたのですが、一番多かったのが操法大会の採点方法についてです。最初の「集まれ」でズレが生じて減点されることがありがちだと思うんですけど、本番の緊張した場面でそうなることは仕方ない部分もあると思うんです。操法は、取り扱いの仕方を重視すべきなのに、規律の部分に厳しく、見栄えに重きを置きすぎであったり、実践的な操法を披露したらいいのではないかという意見や昔からのルールが多いといった声もありました。
河野 行方不明者の捜索活動は、管轄の自治体だけでなく、周辺からの応援を増やしていくことができると発見率も上がるのかなと思います。
宮原 SNSでの情報発信が必要かなと思っています。消防団の楽しい部分や活動内容がわかる動画を作って広めていけたらいいなと思っています。
酒匂 宮崎市でもSNSの活用は検討中です。消防団活動は楽しいということを口コミも使って広めるのもひとつの手かなと思います。
森川 飲み会の頻度や拘束時間が長い点など、昔からの風習を変えていかないと、新規加入は見込めない気がしています。
消防団イメージアップに向けて
吉田 消防団をより身近に感じてもらうために、多岐にわたる活動があり、やりがいがあることを伝えながら、楽しい活動にするためにはどうしたらいいのか、団員、地元の方と話していけたらいいのかなと思います。
酒匂 非日常感がキーワードになるのかなと思います。制服を着ることや火災現場への出動、救命講習など、消防団員だからこそ味わうことができる経験ですよね。活動が地域貢献につながっているんだっていうプライドにつながるし、それがやりがいになって活動を続けていけると思いますね。
黒木 出初式などの行事を通して、団員がキビキビと動く姿を地域住民に披露できる機会が増えると、イメージアップにつながると思います。
松木 火災予防の広報期間中、小学生を消防車に乗せて巡回し、アナウンスをしてもらったことがあります。地域の方からの反響も良く、消防団に関心を持ってもらえたし、子どもたちに対しても、消防団員がかっこいいというイメージを持ってもらえたと思います。こういった地道な活動で消防に興味を持つ人が増えていけばいいなと思いました。
意見交換会を終えて
黒木 今日の話を参考にして、団員を増やす取り組みをしていきます。
宮原 これからいろんな経験をすることになりますが、楽しんで取り組んでいきます。
川南 消防団活動の必要性を知ってもらうことを意識しながら、より良い地域づくりを目指し、頼りにされる団員になりたいです。
重永 もっと保育園での読み聞かせを増やすなどして、子どもたちが家に帰って自分の親に消防団のことを話ししてくれたらいいなと思います。そうすることによって、私たちの活動を知ってもらえるといいですね。
森川 団員確保に向けて積極的に活動していきます。自分が所属する団でも、団長と意見交換ができる場が設けられるといいなと思いました。
松木 自分たちが楽しく活動している姿を地域の方々に見せていくことが大切だと思いました。
黒田 地域の子どもたちに入団したいと思ってもらえるような消防団になりたいと思います。
吉田 各地の活動や団員確保に関する課題などを知れて良かったです。団員確保の問題もそうですけど、年齢問わず活動できるような負担軽減も考える必要があると思いました。
中邨 自分の部は、女性が少ないので、団員確保を頑張ろうと思います。
酒匂 みなさんの今後のご活躍を期待しております。本日はお疲れさまでした。