記憶に新しい熊本地震や九州北部豪雨。
こうした災害時に消防団が活動をするにあたって、情報収集は欠かせません。
そこで、平成29年度から消防庁が各都道府県の消防学校に偵察活動用資機材(オフロ—ドバイク及びドロ—ン)を無償で貸付、消防団への教育訓練を実施する事業がスタートしました。
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記憶に新しい熊本地震や九州北部豪雨。<br> こうした災害時に消防団が活動をするにあたって、情報収集は欠かせません。<br> <br> そこで、平成29年度から消防庁が各都道府県の消防学校に偵察活動用資機材(オフロ—ドバイク及びドロ—ン)を無償で貸付、消防団への教育訓練を実施する事業がスタートしました。<br><br>
ドローンが持つ一番の強みは、災害現場を空撮することで、状況を正確に把握でき、その後の救助活動に役立てられることが挙げられます。
この特性を活かすことで、これまで人が入れないような場所での救助活動が可能になるなど、活動の幅が広がります。
さらには、危険な場所に立ち入る必要がなくなるので2次災害を防ぐこともできます。
いざという時に地域を守る消防団。こうした新しい技術を取り入れていければ、地域の防災力をさらに向上させることが期待できます。
↑赤外線カメラによる山間部の映像
12月10日(日)、宮崎県消防学校において、消防団員および消防学校教員向けにドローンの研修が行われました。
実際の現場での消防団の災害対応能力の向上を図るために開かれた今回の研修には、県内各地の消防団員と教官の計22名が参加。
午前中はドローンの構造や飛行に関する規制などについての講習があり、午後は実際にドローンに触れ、操縦訓練を行いました。
団員たちは、2機のドローンを実際に操縦する班と、モニターを使ったデモフライトを体験する班に分かれ、ほとんどの方が初めて触れるというドローンの操作に戸惑いながら懸命に練習していました。
丸一日みっちりと行われた研修を終えた、宮崎市消防団木花分団の矢野さん。
「今回、消防学校に配備された機体には付加されていませんが、通信機能や物資運搬機能についても研究が進められているそうです。微妙な力加減で機体が動いてしまうので想像以上に操作が難しく、いざというときにドローンを使いこなすには定期的な練習が必要でしょうね」。
消防学校では今後もこうした研修を開催していきます。みなさんも参加してみませんか?
平成28年度のえびの市に続いて、今年度は椎葉村、日之影町及び五ヶ瀬町が県の「地域消防防災活動支援事業費補助金」を活用して、ドローンを導入しました。
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