ゲームが好き。あまり外では遊ばない。オークエに出会い、山や自然の魅力を知り、親近感を抱くようになる。いつのまにかツッコミ担当。
大崩山のゴツゴツした岩のようにやたらとムキムキ。頭のヒラヒラは、実はアケボノツツジ。山で「お腹すいた」と聞こえると「oh!食え!」と言いながら、自分の体から岩を取って与えるというムチャぶりをしてくる。
口癖 / 「oh!」 「oh!食え」ダジャレ好きだという噂
おおらかな性格で、包容力があり、オカン的な存在。
胸のネックレスはオオヤマレンゲで、おしゃれさん。
得意料理は「そぼろ」で、お腹がすいた登山者にはそぼろ弁当を作ってくれる。
優しく、素直でおっちょこちょい。2つのピークが動物の耳にもみえてかわいい。みんなにかわいがられる弟分。
真に受けやすい性格で、ちょっとしたことで落ち込む。
落ち込むと体が傾きはじめる。 登山者はその傾き具合で「今日の落ち込み度」を知ることができる。
大分県と宮崎県にまたがる祖母・傾・大崩山系は、険しい岩山や数々の深い谷など、他ではあまり見られない美しい景色と人手が加わっていないありのままの自然をあわせ持ち、めずらしい動植物の宝庫としても知られています。
祖母・傾・大崩山系のまわりに住む人たちは、昔からこの豊かな自然を愛し、自然の恵みを大切に守りながら暮らしてきました。これからも、自然と人とが共生しながら、もっと地域が発展していくため、祖母・傾・大崩山系周辺地域の自治体(大分県、佐伯市、竹田市、豊後大野市、宮崎県、延岡市、高千穂町、日之影町)が協力して、ユネスコエコパーク登録を目指した取り組みを進めてきました。そして、2017年6月にユネスコ本部で登録が決定されました。
ユネスコエコパークは、自然と人間社会の共生を目的に、1976年からユネスコ※1が開始した事業です。登録された地域は、豊かな生態系や生物多様性を大切に守り、自然に学ぶとともに、文化や経済・社会の持続可能な発展※2を目指すモデルとして世界からも注目されています。
※共生/一緒に生活すること
※1 ユネスコ/教育、科学および文化などの活動を通じて、世界平和を実現するために作られた国連の機関の一つ。(本部:フランス・パリ)
※2 持続可能な発展/今生きている私たちは、これから生まれてくる世代のことを考えて、かぎりある環境を大切にしながら開発していきましょう、という考え方。
祖母・傾・大崩山系は、季節ごとに表情を変えるその独特な景色が見た人を感動させます。
標高が高く、人の手が加わっていない天然林が多く残された祖母・傾・大崩山系では、山の高さによって、暖かい地域から寒い地域までの色々な種類の植物を見ることができます。
また、特別天然記念物のニホンカモシカや、日本列島が出来上がったころからあったとされる「ソハヤキ要素※3」の植物など、限られた地域にしか見られない、めずらしい動植物がたくさんいる貴重な地域です。これらのめずらしい動植物は絶滅の危機にさらされており、生息地域の環境を大切に守っていく必要があります。
※3 ソハヤキ要素/「襲の国(南九州の昔のよび名)」、九州と四国の間の海峡である「速吸瀬戸」、紀伊半島の「紀伊の国」の頭文字を取ったことば。海をはさんではなれているこの3つの場所で、共通して発見された生き物や植物をさします。このことから、日本列島が昔ひと続きにつながっていたことがわかります。
ユネスコエコパークについてもっと勉強したいキミ!
こちらのクイズに挑戦してみませんか?
これが分かればキミもユネスコエコパークマスターだ!
祖母傾山系だけに生息しているとされる生き物は次のうちどれでしょう?
祖母山の別名は次のうちどれでしょう?
ユネスコエコパークの目的のうち主なものは次のうちどれでしょう?
「移行地域」のはたらきは次のうちどれでしょう?
原尻の滝や高千穂峡のような複雑な地形ができる原因となった大昔の出来事は次のうちどれでしょう?