村民の皆様、明けましておめでとうございます。
謹んで新春のお慶びを申し上げます。

皆様方におかれましては、2021年をお健やかにお迎えのことと存じます。
今年が皆様にとって健康で幸多き穏やかな年となりますよう心よりご祈念申し上げます。

一歩一歩、地道に 大きな希望が芽生える年に

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一歩一歩、地道に 大きな希望が芽生える年に

さて、ご存じのとおり、2020年は新型コロナウイルス感染症により、さまざまな場面で我慢の年となりました。
各種イベントは元より、式典や冠婚葬祭なども規模縮小もしくは中止という形になり、どこか物足りなさを感じた一年でした。

そのような中で、皆様には「新しい生活様式」の実践にご協力いただき、そのおかげで本村にはウイルスを持ち込まないこと、広げないことが徹底できております。

また、2020年は7月に起きた豪雨により、八重地区の浸水被害、国道219号の土砂災害などが発生しました。
国道219号線については熊本県側でも土砂災害が起こったことを受け、熊本県湯前町と災害応援協定を結びました。
これは災害と隣り合わせに暮らす地域同士で、県境を越えて相互に支援を行い、安心安全な地域づくりをさらに強固にするものであります。


災害の現地視察も行いました


そのような中、8月から保育園が認定子ども園として新築オープンし、快適な環境の中で充実した幼児教育や保育活動が行えるようになりました。
小中学校ではICTを活用し、コロナ禍でも自宅でオンライン授業を実施することができました。

また、マイナンバーの取得率が宮崎県内の町村の部で1位、26市町村中で4位となり、改めて村民の皆様の意識の高さを感じられた一年でございました。


新園舎に子どもたちも嬉しそう


さて、今年はどのような年になるでしょうか。
昨年、発足した菅内閣による改革はもちろん、延期となっている東京オリンピックも開催されます。
新しい生活様式を踏まえながら、社会も新たな形へと変わる年になろうかと存じます。

本村におきましては、令和3年度から長期総合計画がスタートいたします。
「カリコボーズと1000人が笑う村」をコンセプトに、幸せ度の高い村づくり・人づくりを行っていきます。
まずは村づくりの土台として、小中学生への「西米良ならではの教育」や若者世代などへの支援体制など、次世代づくりに取り組んでまいります。
さらに、地域と継続的なつながりを持つ関係人口を増やすため、新たな観光交流拠点としてカリコボーズの宿を整備いたします。

医療福祉分野では、村民が健康で長生きし、安心して活躍できる環境づくりに向け、地域医療・福祉の体制充実を図るとともに、働き盛り世代の健康増進に向けた取り組みをさらに継続してまいります。
また、新型コロナウイルス感染症対策についてはワクチンの投与も始まるものと思われますので、心機一転、「ウィズ・コロナ」、「アフター・コロナ」社会における各種対策を進め、医療・福祉体制の維持や村民の皆様の生活の安定に努める所存でございます。


今年は「辛丑」の年。
「牛」は古くから酪農や農業で人々を助けてくれる存在として欠かせない生き物です。
手間暇かかる農業を地道に最後まで手伝ってくれる様子から、丑年は「我慢(耐える)」や「発展の前振れ(芽が出る)」を表す年になるといわれています。

2021年は新型コロナウイルス感染症に打ち勝ち、豊かで魅力ある幸せ度の高い人づくり・村づくりへの躍進の年と捉え、一歩一歩、突き進むことで新たな発展へとつなげる年としてまいりましょう。

村民の皆様が今後もご健勝にて活躍されますことを重ねてご祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。



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