内海の「愛吉っちゃん」は、もの作り・人づくりのプロとして活躍中!

68歳から面作りを始めたきっかけ

[作った面の数は優に100を超える!]

68歳から面作りを始めたきっかけ

 内海で、鬼面、神楽面、ひょっとこ面など、面作りの名人といえば、まず、松崎愛吉さんの名前が挙げられます。松崎さんは、68歳から面作りを始めました。そのきっかけとなったのは、当時の青島公民館長に手先が器用だったことを見込まれ、公民館で面作りの講師を頼まれたことでした。
 最初は自信がなかった松崎さんですが、高千穂町の神楽面を作る伝統工芸士を訪ね、作り方を教わると、メキメキと上達。翌年には講師として活躍するほどになりました。


作った面の数は優に100を超える!

 「面を作る時は、魂を込めて、集中して木を削っていきます。完成まで一週間弱かかるんです」と話す松崎さん。これまで作った面の数は優に100を超えます。面の出来が素晴らしいと評判が広がり、学校や施設などから寄贈の依頼が来るそうです。
 また、昔から竹細工にも取り組んでいた松崎さんは、約30年間、内海小学校の児童に竹トンボや竹笛などの作り方をボランティアで教えてきました。児童からは「愛吉っちゃん」と親しみを込めて呼ばれていますが、素行の悪い子どもには、しつけのために一喝することもあるそうです。


地域の子どもたちの先生として

 「子どもたちの笑顔を見ると元気がもらえます。それが長年続けられた秘訣かな。まだまだ頑張れますよ」と笑顔で話す松崎さん。今後も面作りや竹細工の講師として、また、地域の子どもたちの先生として活躍を誓っています。


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