外食はもちろん、手軽に食べられる調理済みの食品が増えている昨今ですが、実は野菜の摂取量が不足していることをご存じですか?
野菜が不足すると、生活習慣病になる心配が高まり、高齢化もあいまって医療費の増加にもつながります。
長く健康に暮らしていくために、どうすれば野菜を上手に食べられるのか、その方法を探りました。
[時間がかかる料理は難しいのが現状です]
外食はもちろん、手軽に食べられる調理済みの食品が増えている昨今ですが、実は野菜の摂取量が不足していることをご存じですか?
野菜が不足すると、生活習慣病になる心配が高まり、高齢化もあいまって医療費の増加にもつながります。
長く健康に暮らしていくために、どうすれば野菜を上手に食べられるのか、その方法を探りました。
理解はしつつも時間に余裕なし
【二宮 秀貴さん(以下、二宮さん)】
私が単身赴任をしていた時は、いつも外食でした。
そのせいか体調を崩した経験もあります。
時間がかかる料理は難しいのが現状です
【八木 宏樹さん(以下、八木さん)】
私も今一人暮らしですが、料理が得意でないのもあって、忙しいと外食に頼りがちですね。
【石本 由美子さん(以下、石本さん)】
できるだけ野菜を取らないといけないと分かっていても、根菜類を煮るなど、時間のかかる料理は仕事をしていると難しいのが現状。
平日は、種類もキャベツやキュウリ、トマトなど、さっと切って食べられるものが大半です。
【小田 由佳さん(以下、小田さん)】
頭で分かっていても現実はなかなか…。ナスやピーマンなども、食卓にあまり出せていません。子どもたちは給食で野菜を食べてくれているので、家ではまあいいかと甘えてしまっています。
【石本さん】
保育園では、友達の存在や先生の励ましもあって、子どもたちは何でもおいしそうに食べていますよ。野菜はミートソースの具材にするなど、工夫して食べやすくしているのがいいのかも。
【八木さん】
そういう意味では大学の学食は助かっていますね。
油断すると好きなメニューを選びがちですが、意識して野菜の小鉢を取るようにしています。日によっては夕食も学食で済ませています。
【瀬戸口 みつ子さん(以下、瀬戸口さん)】
なるほど。給食や学食のない親世代の方が、野菜は不足しているかもしれませんね。
具だくさんな鍋やみそ汁は強い味方
【石本さん】
仕事から帰ってきて作る時間や体力はないので、私は買い物したその日にゆでて小分けにして冷凍したり、日曜日に作り置きしたりしています。
【小田さん】
それすらもなかなか追いつかないのが実情ですが…うちは家族の人数が多いので、まとまった量を作れるみそ汁を具だくさんにしていますね。エノキやモヤシは安いので重宝しています。
【二宮さん】
いいですね。寒くなるこれからは鍋もいい方法ですよ。
【八木さん】
鍋は寒くなってきたら自分で作ろうという気にはなります。
そう考えると夏よりはこれからの季節の方が野菜は取りやすいかもしれません。
【瀬戸口さん】
みそ汁や鍋はいいと思います!
みそ汁だと、例えばジャガ芋のみそ汁は具だくさんですが、実は芋類は野菜ではないんです。葉物や大根、ニンジンなどできるだけいろいろな野菜を使うよう気をつけたいですね。
朝食に買い物などできることから
【瀬戸口さん】
目標の1日350グラムの野菜を毎日取らないといけないと考えると逆にストレスになってしまいます。不足していると感じた時は、例えば鍋をして、不足していた量を2〜3日の期間でまとめて取るなど柔軟に考えてもよいと思います。
【石本さん】
食べ方も工夫できますね。キュウリも生より酢の物などの方が量を食べられますし、日持ちもします。
【二宮さん】
私はできるだけドレッシングを使わず、生の野菜をおいしく感じることでたくさんの野菜を楽しく食べ続けたいですね。
【八木さん】
これからは朝食を工夫したいと思います。
みそ汁など、一つのメニューにできるだけたくさん野菜を入れたいです。それに、レンジで温めたら簡単に蒸し野菜ができる容器を母親にもらったので、活用します。
【石本さん】
子どもには、パスタやピザの具に野菜をいっぱい使って、無理なく楽しく食べられるようにするといいですね。
苦手な野菜を食べたらご褒美シールを貼るようにすると、ゲーム感覚で楽しめるかもしれません。
【小田さん】
私はいつも同じ野菜を買ってしまいがちなので、ゴボウやカボチャなど普段買わない野菜を買うように意識したいです。
そして、野菜が苦手な主人の弁当に、できるだけいっぱい野菜を入れたい。
主人にもご褒美シール制度を導入しようかしら?
【一同さん】(笑)
[問]
医療費と健康のことは国保年金課☎21-1745
地産地消のことは農政企画課☎21-1785
レシピのことは健康支援課☎29-5286
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