宮崎市で輝いている人を紹介する「キラリ! 宮崎人」。今回は、特別バージョンとして宮崎市栄誉賞・スポーツ特別賞を受賞した、竹ノ内佑也さんの登場です。
重圧の中でも自分の試合ができる。そんな選手を目指したいです。
[幼少からの父の教えは 最後まで諦めないこと]
宮崎市で輝いている人を紹介する「キラリ! 宮崎人」。今回は、特別バージョンとして宮崎市栄誉賞・スポーツ特別賞を受賞した、竹ノ内佑也さんの登場です。
重圧の中でも自分の試合ができる。そんな選手を目指したいです。
賞の名に恥じないように 上を目指していきたい
7月13日、竹ノ内さんは進学先の茨城県から帰省して、宮崎市栄誉賞・スポーツ特別賞の贈呈式に臨みました。
「たまに帰省した時に両親が話す宮崎弁を聞くと、懐かしさが込み上げてきます」と、竹ノ内さんははにかんだ表情を見せます。
同賞の受賞は、プロゴルファーの大山志保さん、鵬翔高校サッカー部などに続いて7例目。平成26年全日本剣道選手権大会で成し遂げた史上最年少優勝や、日本代表の一員として出場し、決勝の韓国戦で貴重な1勝をあげて優勝に貢献した世界剣道選手権大会の団体戦など、数々の活
躍が受賞へとつながりました。
竹ノ内さんは「とても光栄です。賞に恥じないよう、自分を常に律しながら上を目指していきたいです」と静かに闘志を燃やします。
幼少からの父の教えは 最後まで諦めないこと
竹ノ内さんが剣道を始めたのは、3歳の時。地元・高岡町の高岡練士館道場で、お父さんに師事しました。
才能はやがて開花し、12歳で全日本選抜少年剣道個人練成大会(小学生の部)準優勝。さらに中学では全国大会を制覇。高校は福岡の強豪校に進学し、高校剣道界の三大大会の一つである玉竜旗を連覇するなど、その名は全国に広く知れ渡るようになりました。
竹ノ内さんのお父さんは、剣道7段の腕前。稽古は決してやさしいものではなかったそうですが、最後まで諦めないことの大切さを教えてもらったそうです。
「終了の笛が鳴るまで、どんな状況でも諦めずに攻め続ける。そうして初めて、自分より
も強い人に勝つことができると感じています」と話す竹ノ内さん。
全日本剣道選手権大会の決勝では、社会人選手を相手に粘り抜いた末、終盤に一本を奪取。さらに一本の面を追加し二本勝ち。実際に諦めない姿勢で勝利を手にしました。
竹ノ内さんは、全日本剣道選手権大会2連覇や、3年後の世界剣道選手権大会への連続出場など、さらに上を目指して稽古に励んでいます。
「多い時は1日に7試合もあり、剣道は体力勝負。今回のように帰省した際はしっかり休んで、試合に備えたい」と話す竹ノ内さん。
学生最後となる今年について、「挑戦者の精神で、有終の美を飾れるように鍛錬を続けたい」とのこと。今後については、「プレッシャーは感じますが、その中で自分の試合がしっかりできる人が一番強い。そうなれるよう、精進あるのみです」と、穏やかな表情ながらも力強く話してくれま
した。
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