荒波うち寄せる日向灘の岸壁にある自然の洞窟に祭神は祀られ、
神話にも出てくる海幸彦、山幸彦物語の舞台でもあります。
鵜戸神宮 禰宜
中武 信明さん

紺碧の海、鮮やかな朱塗りの神門、奇岩群

[創建は第10代崇神天皇の御代]

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紺碧の海、鮮やかな朱塗りの神門、奇岩群

 鵜戸神宮の本殿は日向灘に面した自然の洞窟の中に建てられています。

 青い空と紺碧の海を眼前にし、鮮やかな朱塗りの神門や楼門に周辺の豊かな自然が美しく映え、玉砂利を敷き詰めた参道からは、欄干越しに法朝に洗われる奇岩群を見ることが出来ます。


創建は第10代崇神天皇の御代

 中武さんに鵜戸神宮のことを聞きました。

 「鵜戸神宮は、歴史と神話に裏打ちされた由緒ある神宮です。

 創建は第10代崇神天皇の御代と言われていますから、その歴史の深さが分かります。

 初代神武天皇の父君、日子波瀲武雄草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)が主祭神として祀られていますが、主祭神の母君である豊玉姫命が御子の育児のため両乳房をご神窟にくっつけていかれたという『おちちいわ』が洞窟にあるところから、安産や子宝、子どもの健やかな成長を願う人々の信仰を集めています。


「運玉」は男性は左手、女性は右手で願いを込めて

 また霊石亀岩は、豊玉姫が竜宮から出産のために乗って来られたと伝えられており、男性は左手、女性は右手で願いを込めて運玉を投げ、亀の背中のくぼみに入ると願いが叶うと言われています。

 また、縁結び、漁業、航海安全の神様でもあります。境内には手つかずの自然も残っていますので、参拝の後にはぜひ散策も楽しんでください」


キラメキビトが語る 鵜戸の魅力(中武 信明さん)


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miyazaki ebooks編集部

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