いよいよ、夏の暑さが本格化する8月。
情緒ある古民家で、見て、食べて涼を感じられる「夏ランチ御膳」を堪能しませんか?

今回はパームスがオススメする、県内の11 軒をご紹介。

歴史と自然が織りなす、涼コース

[築120年の古民家で いただく、充実の夏御膳]

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歴史と自然が織りなす、涼コース

■お食事処まえだ お昼のランチコース

 扉を開けると、目の前に飛び込む大きな吹き抜け。夏の快適さを重視し建てられた古民家は、約130年前からほとんど手を加えず現役です。取り繕わず、ありのまま。そんな店内同様、料理も驚くほど自然体。メインの宮崎牛以外は、決まっていません。女将兼、料理長自らが収穫した食材を中心に、想いのままにつくられます。枠にとらわれない料理を彩るのは、すべて明治・大正時代につくられた、貴重な器の数々。完全予約制の静かな店内で、どこか懐かしい、昔ながらの夏を。


築120年の古民家で いただく、充実の夏御膳

■しんとみ茶屋まどころ まどころ御膳

 趣きある佇まいは築120年。広々とした庭に赤い野点傘。映画のロケ地としても使われました。オススメは、季節により内容が変わる「まどころ御膳」。予約制のコースになります。今回のメインは、甘いタレが絶妙なポークのやわらか煮。それに加え、さっぱりとした冷汁や、やさしい味と身のやわらかさがクセになるそばがきの揚げだしなど、充実したメニューがそろいます。お昼のランチや、月に一度のバイキングも見逃せません!


夏の情緒を味わえる、飫肥の隠れ家

■喜庵(よろこびあん)一能(いちの) ミニ懐石

 卓上に運ばれてきた、城下町の奥ゆかしい夏。飫肥の『一能』ではきっとそれに出会えます。先付け、煮物、椀物……ひとつずつに込められる涼感と、食材より前には出ない味わいの妙、日本料理の粋。ランチはミニ懐石とランチ懐石の2種。予約していくことをおすすめします。来られた方と出した料理、器をすべて書き記して次に備えてあるの です。今度会える味は そんな楽しみを秘めていくのも楽しい、夏の飫肥。


モダンが映える、情緒あふれる佇まい

■千峻 お昼のミニ会席

 竹でできた障子を開ければ、座敷に敷いてある赤い絨毯と、レトロなテーブルたちが目に入ります。上を見上げれば、大正時代からのランプがほんのり部屋を照らし、モダンな雰囲気を醸し出しています。オススメメニューは、ミニ会席ランチ。できるだけ朝獲れの野菜を使い、旬を表現。また、山芋と卵白を使った「羽二重蒸し」は、とろりと甘く絶品です。団体だと、同じ敷地内にある築100年の蔵を貸し切ることも可能。要相談。


北郷の夏を映し取る和洋懐石

■楽遊膳 和(なごみ)

 北郷の『和』に足を運ぶと、舌と心をのびのびと遊ばせてきた心持ちになれます。築85年の歴史にこだわらない部屋のあしらい。和洋の枠にとらわれない料理。しかし、一品ずつに手がかけてあり、北郷の食材が活かされてあり、しかも天然もの、例えばごはんひとつとっても、来る度に精米したてを堪能できるぜいたくに会えるのです。

 メニューは月替わりです。その味に浸れるのは多くても8組までで、いつも満席。それでも予約したいお店です。


串間の年月と素朴さを、素直にいただく味

■花みずき

 築90年の広間の畳表を、串間の夏の風が吹き抜けていきます。串間駅からほど近い『花みずき』。ここでいただける味を表すなら、ていねいな仕事に心を打たれる田舎料理です。串間の掛け干し米。大束の芋などの地元の素材。からだが冷える夏には、生姜や唐辛子を用いる心づかい。ていねいにダシを引く関西仕込みの味が、宮崎人の舌に上品な風味としてしみていきます。

 ランチはおまかせ料理で、行く度に楽しみ。その味に満たされて、食後に縁側で寝てしまう人にも、どうぞどうぞ、と女将の淵脇さんは言います。古きよき田舎の夏に帰ってこれる、ここはそういう場所です。


※店舗情報・詳細は下記のパームス8月号をクリック!(P20に「古民家でいただく夏ランチ御膳」特集があります)
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納涼!古民家でいただく夏ランチ御膳特集② 写真

miyazaki ebooks編集部

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