宮崎市で輝いている人を紹介する「キラリ! 宮崎人」。
今回は、笑いを取り入れた健康な体づくりを支援している
健康運動指導士の濵砂道世さんです。

笑いは心を切り替えるための最高の手段です。

[「ほっほっ はははっ」 笑いヨガって何!?]

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笑いは心を切り替えるための最高の手段です。

濵砂 道世(はますな みちよ)さん
健康運動指導士
30年前からエアロビクスやヨガなどのインストラクターとして活動。4年前に「笑いヨガ」に出会い、笑いヨガティーチャーの資格を取得。
現在はスポーツクラブのほか、毎週火曜と毎月第2日曜は公園で無料ヨガ体験会を行うなど、たくさんの市民を指導している。


「ほっほっ はははっ」 笑いヨガって何!?

 笑いヨガとは、笑いとヨガの呼吸法を合わせたエクササイズの一つ。平成7年にインド人の医師が始め、現在では100か国以上に広がっています。
普段あまり笑う機会が少ない人でも、体操として腹筋を動かし声を出すことで、その人の置かれている心身の状況やユーモアのセンスに左右されることなく、誰もがいくらでも笑うことができます。

 濵砂さんが笑いヨガと出会ったのは、今から4年前。それまで30年以上にわたってエアロビクスやヨガのインストラクターとして精力的に活動していましたが、股関節を故障し、思うように運動できなくなりました。
「でもインストラクターはいつも笑顔でいるもの。私は周囲の心配を振り払うように、いつも以上に笑顔で元気を演出していたんです。気が付けばとても疲れていて、自分の心は本当に笑っているのかと思うようになっていました」


大切なのは自然に笑うこと

 そんな時にテレビで目にしたのが笑いヨガ。強い自分を演じるのではなく、自然に笑うことが大切なんだ、と濵砂さんは気付かされたそうです。
「何より、笑いヨガがしっかりした体操として作られていることに魅了されました。今までも、参加者全員で開放感を感じたいとヨガやストレッチの最後に笑うことを取り入れてきた私に、笑いヨガはぴったりだったんです」

 濵砂さんはすぐに笑いヨガの学習を開始。現在は笑いヨガティーチャーとして、公民館講座や介護予防教室などで指導にあたっています。
参加者にいきなり笑いを促しても当然ながら硬くなる人が多いそうですが、かえって照れ笑いが生まれ、自然な笑いへとつながっていくそうです。「生きていれば、辛いこともいろいろありますよね。だからこそ心を開いて、表情を緩めてほしいんです」。


みんなが毎朝笑い合えるように

 笑いヨガを始めたインド人医師は「笑いが病気を治すわけではないが、笑う人の方が薬の効きは良いし、治りも早い」と言って、ポジティブであることの大切さを説いたそう。
濵砂さんも、誰にでもある毎日のネガティブな感情を少しでも軽くするために、笑いを取り入れてほしいと語ります。
「笑いは、心を切り替えるための最高の手段。いつでも誰でも簡単に、笑っている間は気持ちを楽にすることができますよ」。

 みんなが毎朝近所の人と笑い合えるような場作りのお手伝いがしたいという濵砂さん。その笑顔は、ますます輝きを増しています。


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