「会員自身が科学が大好きなので、自分が活動を楽しんでる」参加者がワクワクするような企画を探していきます。

科学の楽しさを伝えたい

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科学の楽しさを伝えたい

 宮崎科学技術館では、科学に関するさまざまな教室が開催されています。その教室を支えているのが、同館教育ボランティア「ジョイフル・サイエンス・クラブ」の皆さん(以下「JSC」)です。

 JSCは、同館が開館して約1年後の昭和63年に、退職教諭6人が中心となり活動を始めました。以来、教育経験者を中心に会員が増え、現在20人で活動しています。主な活動内容は、身近なものを使った実験教室「生きがい科学館」や、静電気や液体窒素などを使って化学現象で観客を楽しませる「不思議なサイエンスショー」など。現役の教員が来館者に実験などを披露する「青少年のための科学の祭典」の運営にも携わっています。
 また、同館のみならず、公民館や児童センター、教育委員会などの依頼に応じて、実験や科学工作などの出張教室も行っています。

 藤田胸明会長は「実験後は反省会を開き、参加者のニーズを把握して次に生かします。準備で大変なこともありますが、参加者が感動したり、喜んだりしてくれることが活動の励みですね」と話します。
 そんなJSCも高齢化が進み、今では会員の大半が70歳代。しかし、会員の皆さんは終始笑顔で講師を務め、全く年齢を感じさせません。「会員自身が科学が大好きなので、自分が活動を楽しんでる」と話すJSCは、今後も参加者がワクワクするような企画を探していきます。


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