市には、地域での子育てをさまざまな活動を通じて支えている「センパイ」の皆さんがたくさんいます。ここでは4人にスポットをあて、活動に至った経緯ややりがいなどについて、子どもたちの声も交えながら紹介します。
[子どもたちと遊べるのが楽しみの一つです。(老人クラブ)]
市には、地域での子育てをさまざまな活動を通じて支えている「センパイ」の皆さんがたくさんいます。ここでは4人にスポットをあて、活動に至った経緯ややりがいなどについて、子どもたちの声も交えながら紹介します。<br><br>
子どもたちの考え方や発想に刺激をもらっています。(放課後 子ども教室)
いろんな経験が生かせます!
【川添 逸夫さん】
私は現役時代、小学校の教員をしていました。放課後子ども教室に参加したのは、当時の教え子から誘われたためで、毎月10日程度、1日約2〜3時間を子どもたちと過ごしています。一緒に宿題をしたり、運動を教えたりするのですが、私たちも子どもたちの発想力や考え方に刺激をもらえて楽しいですね。
子どもたちからスマホの使い方を教わることもあるんですよ。多世代で触れ合えるのが、何よりの魅力です。
メッセージ:
教室には入学から卒業まで通う子がいます。子どもたちが飽きないよう、教える人も入れ替わって多様な経験を持つ人が活躍できるといいですね。
子どもたちと遊べるのが楽しみの一つです。(老人クラブ)
ほんの少しの時間でも役立ちます!
【岡 綾子さん】
私は専業主婦で、地域の活動とは縁遠いまま過ごしてきました。趣味も読書や裁縫などで、人と関わるのは決して得意ではなかったんですよ。それでも知人に老人クラブに誘われ、祭りの手伝いなどを通して友達が増えていきました。普段は子どもと触れ合う機会がないので、地域の子どもたちと仲良く遊べるのも楽しみの一つです。
また、児童センターの子どもたちが手作りの誕生日カードを贈ってくれるなど、老人クラブの皆さんも子どもたちとの交流を楽しみにしています。
メッセージ:
ほんの少しでも私たちが子どもの相手になることで、親が息抜きしたり、親同士で会話する時間を作ることができますよ!
私たちの時より今の子育ては大変だと感じたんです。(ファミリー・サポート・センター)
友達同士や夫婦でもOK!
【吉田 厚子さん】
8年ほど前に、親族の1人に誘われたのがきっかけで、ファミリー・サポート・センターの援助会員に登録しました。昔から子どもの面倒を見るのが好きだったので抵抗はなかったです。娘も子育て世代なのですが、仕事の帰りが遅いことがあり、私たちの頃より大変だと感じていたことも動機になっています。
私は依頼会員のお子さんを塾へ送ったり、自宅で1〜2時間だけお預かりしたりしています。
メッセージ:
今は友達3人も一緒に登録しています。1人だと都合が付かない時も、友達同士や夫婦だと援助できる機会が増えるのでお勧めですよ。
子どもたちや学校と関われることが私たちには宝物です。(放課後子ども教室)
見守り役がたくさん欲しい!
【黒木 えい子さん】
私は放課後子ども教室の活動に携わって5年目になります。教室では毎週水曜日の夕方に体育館でボール遊びやリレーなどを2時間ほど楽しんでいます。健康体操の指導者をしていることから、私の役割は主に子どもたちの運動能力アップの手助け。見守り役として参加してくださっている地域の皆さんと協力しながら活動しています。
私たちの世代の大半は小学校や子どもたち、その親世代となかなか接点がありませんので、みんなで一緒に活動できるのは何よりの喜びですよ。
メッセージ:
1回で70人近くの子どもたちを遊ばせるので、見守り役の大人も必要。運動の得意不得意に関わらず、多くの人に参
加してほしいですね。
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