ふらり商店街を歩いていると気になるものが
商店街を歩いていると旧「衣料の清家」のショーケースに入った様々なおもちゃを発見!
木製のおもちゃが置いてあり、どれも手に取って遊んでみたくなるようなものばかりでした。気になったので製作者に話を聞いてみることにしました。
[きっかけは自身のお子さんのため]
ふらり商店街を歩いていると気になるものが<br /> 商店街を歩いていると旧「衣料の清家」のショーケースに入った様々なおもちゃを発見!<br /> 木製のおもちゃが置いてあり、どれも手に取って遊んでみたくなるようなものばかりでした。気になったので製作者に話を聞いてみることにしました。<br /> <br />
調査のために早速製作現場へ
指定された場所に向かうと、ピーマンを育てているビニールハウスがあり、おもちゃを手掛けた田爪朝幸さんが迎えてくれました。
ハウスの一つに案内され中に入るとそこにはピーマンではなく、作品や沢山の工作機械がありました。
「全部で10台の工作機械があるかな。少しづつ買い足していったらいつの間にかこんな感じになったんだよね」と笑いながら教えてくれました。
きっかけは自身のお子さんのため
小さい頃から工作好きだった朝幸さん。
24年前に就農していて、毎日が農作業に追われる日々でしたが、もう一度ものづくりをやってみたいという気持ちは途絶えませんでした。
仕事も慣れてきた28歳のときに、1人目の子どもさんが生まれました。
「この子のために自分の手で何か作ってあげたいな。子どもの喜ぶ姿が見たいな」と思ったことがきっかけで作るようになったそうです。
試行錯誤して作り上げた作品は約100点以上
最初に製作したのは木製のキーホルダーで次第に「ものづくりの面白さ」に引き込まれ様々なものを作るようになりました。
ゴム銃やテーブルサイズのおもちゃから本棚やテーブルセットなどの大型家具まで作ってしまう腕前です。
独学でどれも一人で製作されていて驚きの連続でした。
作り手の思いがたくさん詰まったものづくり
使う人をワクワクさせつつ、思いやりを持ったものづくりを心掛けている朝幸さん。
「面白くて使いやすく、見た人が驚くように一工夫入れるようにしているんです」。
常に新しいアイデアがないか日々情報収集をしているそうです。
毎年秋に行われるイキイキ文化祭にも出品していて、「楽しそうに遊んでいる姿や喜んで使ってくれている姿を見るとものづくりってやめられないんですよね」と嬉しそうに話します。
また、誰が触ってもけがをしないように使い手のことを考えながら作っているそうです。
田爪朝幸さん(横野)
普段のお仕事のほかに、村の取組にも積極的に参加され村所神楽の社人や、文化財保護調査委員会の委員もしています。
また、今回取材した木工工作のほかに折り紙が好きで、折り紙学会の学会員になってしまうほど。
研究の為、佐賀で行われる学会にも足を運ぶそうです。
現在「掛け時計」を製作中で、時計で重要な歯車も木製で作ることから難しい作品になるそうです。
完成品は今年のイキイキ文化祭で展示する予定で、ぜひ皆さんも見に来てください。
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