私たちの暮らしと切っても切れない存在でありながら、直接目にする機会の少ない宮崎市中央卸売市場。
ここでは、市場で働く皆さんや関連店舗に注目して、その姿に迫ります!
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私たちの暮らしと切っても切れない存在でありながら、直接目にする機会の少ない宮崎市中央卸売市場。
ここでは、市場で働く皆さんや関連店舗に注目して、その姿に迫ります!
たくさんの人が深夜から始動!
宮崎市中央卸売市場は、昭和52年に営業を開始。現在まで約40年にわたり、市民の皆さんへはもちろんのこと、東京や大阪、遠くは北海道にまで、キュウリやピーマンなどの特産野菜やカツオなどの水産物、花きなどを届け続けています。
市場に入れるのは、許可を受けた人だけ。中ではどんなことが行われているのか、のぞいてみましょう。
まだ外は真っ暗な朝4時。市場は競り売りに備える卸売業者や、下見をする仲卸業者など、多くの人が行き交いにぎわいを見せています。朝5時になると、水産物の競り人が手持ちの鐘を勢いよく振り鳴らし、競りがスタート!手前ではアジが、奥ではサバが、というように、競りは同時に複数の場所で行われます。
ガッツポーズのように腕を振り上げたり、「さあいくよ!」と大きな声を上げたりと、競りの仕方は競り人によって実にさまざま。青島など日向灘でとれた新鮮な魚は人気が高く、あっという間に競り落とされていきます。
たくさん並んでいた魚が次々と運ばれていく中、市場内の別の場所では朝7時から青果の競りがスタート。大きな箱や袋に詰められたキュウリや千切り大根、イチゴや日向夏などが続々と競りにかけられます。売り上げは、青果だけで1日1億円もあるのだそうです!
東の空に太陽が昇った朝8時30分からは、花きの競り売りです。水産物や青果と大きく異なるのは、全国で初めて導入されたインターネット入札システム。買い手は、手元のタブレット端末で金額を入力していきます。自宅にいながら品物の画像を確認して入札ができるので、県外の買い手も増えているそうです。
全ての競りが終わっても、品物の運送や取引の処理などが続き、日が暮れるころには新しい品物が続々と到着。私たちの暮らしを支えるために、市場は今日も動き続けています。
取引はしっかり記録!安全・安心を守ります。
品物の値段を決める競り売りでは、誰が何をいくらで買ったのかが分かるよう、競り人の掛け声がICレコーダーですべて録音されています。また、監視カメラと監視スタッフが常に市場内をチェック。取引の監督や指導を行い、安心して取引ができるように努めています。
公正・公平な取引を見守り、皆さんの手元に安全・安心な品物が届くよう、がんばっています。(市場課 嘱託員 日髙 誠一)
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