まるで宮崎人には夢がないかのようなアンケート結果(2010年ウェザーニュースより)です。
意外と言えば意外。心外と言えば心外。でも大丈夫。他県の人にはこう言いましょう。
「宮崎は神話の国だから」。クリスマスなど関係ない。サンタだと?ニニギの力で成敗してくれるわ!

楽しみでない人、増えてます

[クリスマスにがんばり過ぎ?]

(2010)<br> <br> !<br>

楽しみでない人、増えてます

なぜなのでしょうか。クリスマスが楽しみでない宮崎人、割合にして48%。

プレゼントでいい思いをしたことがない人が多いのでしょうか。義務感しかない(? )、プレゼントを買う側の声でしょうか。
過ぎるのをじっと待つ、ひとり身の声なき声?全国的に、クリスマスが楽しみでない人が増えているそうです。

全国平均でも36%、3人にひとりの割合。確かに、クリスマスフィーバーも考えものです。
いまや日本文化だと言われますが、だいたいねえ、家族に「あけましておめでとう」は言えても、「メリークリスマス」なんて恥ずかしくて言えません。言われてもなんかムズがゆい。逆に言い返したくなります。欧米か!


クリスマスにがんばり過ぎ?

クリスマスが楽しみでない都道府県の1位は、福井県です。
逆に、一番楽しみにしているのがアメリカ文化の色濃い沖縄県。

クリスマスにも地域性が現れます。西日本のほとんどの府県は、ホワイトクリスマスを期待しています。
逆に東日本は、クリスマス当日の雪に執着ナシ。
まぁふだんから降つてればね。

ちなみに宮崎は、「ホワイトクリスマスの経験がない都道府県」でも全国2 位です。
クリスマスプレゼントにかける金額は、全国平均が13277 円。
宮崎は12597円で25位です。

低所得ランキングの常連県のわりに、クリスマスではがんばる傾向にあるクリスマスにがんばり過ぎ?模様。
がんばりが過ぎて、手が抜けなくなっているのが楽しくない理由か?

このアンケートでは、クリスマスを楽しみにしているのは、やはり男性より女性という結果が出ています。
クリスマス消費を引っ張るのも女性。

特別なディナー、記憶に残るプレゼント……でも、クリスマスの楽しみ度合いが変わったのは、そのへんが変化したせいもあると思うんですよね。


ぶっちゃけ歳末商業祭

日本生命が、クリスマスに関する別のアンケートをとりました。

その項目のひとつが「誰と過ごしますか? 」。回答者の8 割が「家族」と答えたそうです。
カップルで過ごす傾向が高い20代でも、63%です。
過ごすなら好きな人と、友人と、というクリスマスイメージとの差が現れています。

80年代から盛り上がり始めた、日本の商業的クリスマス。
ディナーにホテルにイルミネーション、プレゼントと、外出や散財をあおる「バブル的クリスマス」に、世間がだいぶ冷静になったように感じます。

冷えた景気や個人主義の影響もあるでしょう。
売る側は変わらず声高に売ってますけどね。

クリスマスが楽しみでないと答えた人を肯定的に捉えるなら、消費イコール楽しみではない、と気づいた人たちかもしれません。
クリスマスがいまや日本文化だと言っても、やはり浮ついた一イベントです。

お正月やお盆と同列にはなりえません。だから、「メリークリスマス」を言うのが恥ずかしくて正しいんですよ。
行事として浸透しても、文化的にしっくり感じていない証です。

こないだのハロウィン騒動もそうだったけど、それが日本人として、なぜかうれしく思えたりして。
どうせならさらに今後、クリスマスをもっと日本側に引き寄せてほしいものです。
ツリーに短冊を飾り、ケーキを供えて願いごとを念じたりね。

取り込んでこそ日本文化です。

口ーストチキンやフライドチキンもまだバタ臭い。ここをどこだと思ってるんですか。
これからはクリスマス地鶏!なんだかクリスマスが楽しみになってきた!


宮崎県は「クリスマスが楽しみでない」都道府県2位!?

(2010)<br> <br> !<br>

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