女一人で訪れた山には紅葉の「じゅうたん」。
思わず寝転がってみました。
もみじがふわりと舞って、ふかふかの大地が私の体を覆ってくれます。
木々の隙間から見える、野鳥の影、透き通るような青空。
いま、短い秋が終わって、冬が始まろうとしています。
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女一人で訪れた山には紅葉の「じゅうたん」。<br><br> 思わず寝転がってみました。<br><br> もみじがふわりと舞って、ふかふかの大地が私の体を覆ってくれます。<br><br> 木々の隙間から見える、野鳥の影、透き通るような青空。<br><br> いま、短い秋が終わって、冬が始まろうとしています。<br><br>
私だけの場所 静寂の大幡池
仕事がまだ終わらなかった。週末、みんなは飲みに行っているのに私だけ …。なんだか、寂しくて時計を見た。
日曜日はひさしぶりの休みだった。紅葉前線はずんずんと北上していまは、京都辺り。ようやくゲットした休みだから、誰にも邪魔されない時間が欲しかった。
小林市大幡山。霧島山麓の一角で、いまもまだ新燃岳の影響で山頂には行けないけれど、私だけのとっておきの場所があった。自慢の山道具を引っ張り出して、買ったまま一度も切る機会がなかったピンクのジャケットを来て向かった。
ひなもりオートキャンプ場の公園に車を止め、歩くこと30分。ようやく登山口に到着。登りを進めると紅葉でいっぱいだった。落ち葉は少し枯れていたが、まだまだ紅色や黄色で賑やかだった。
野鳥も冬の支度をはじめ、せわしなく餌や巣作りに追われている …。よく分からないけれど何だかクスッと微笑んでしまった。穏やかだった登りも、急に勾配がきつくなった。息が荒くなってきても、休憩をはさみ、チョコを食べながら歩みをやめなかった。
途中、巨木や小さな沢を越え、ようやく目的地の大幡池に到着。雲が一つもない青空を全て受け止めるかのような大幡池。炭酸ガスが少しずつ湧いていた。
作ってきたお弁当を頬張り、そしてゆっくりとコーヒーを飲む。とても静かな大幡池。その静寂さに思わず音の存在を忘れてしまう。
" 目の前には韓国岳がゆったりとこちらを見守っていた。
ここはもう冬が始まっていた。少し寂しかったけれど、なんだかうれしかった。
大きな韓国岳が私だけをただ見守ってくれていたみたいで。
【ACCESS & COURSE】
小林市ひなもりオートキャンプ場に駐車。
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やっほーさん
休日はミラーレス一眼を片手に、よくえびの高原に出かける。好きなブランドは「パタゴニア」。最近は、韓国岳・登山口付近の草原が気になるスポットです。
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