初夏の青空、のんびり登山
赤やオレンジのアセビの新芽が山肌を覆い、
優しく微笑む、女性のような佇まい。
野鳥の声援にはげまされながら、
黙々と歩みを進めます。
初夏の登山は、命に満ちあふれた
ステキな表情をしています。
[アセビの赤やオレンジの新芽が山肌を包むよう]
初夏の青空、のんびり登山<br><br> 赤やオレンジのアセビの新芽が山肌を覆い、<br> 優しく微笑む、女性のような佇まい。<br><br> 野鳥の声援にはげまされながら、<br> 黙々と歩みを進めます。<br><br> 初夏の登山は、命に満ちあふれた<br> ステキな表情をしています。
若葉が茂る木々、森の柔らかな光
野鳥のさえずりで目覚めたら、準備を調えていざ市房山の登山口へ。
ゆっくりと杉林の中へ歩みを進めると約40分で7合目付近に。
背の高い木々の先には若葉が茂り、森の中へ柔らかな光をそそぎます。
深呼吸をすると、体の中に心地よい爽やかな香りが広がるような気分になります。
アセビの赤やオレンジの新芽が山肌を包むよう
8合目に近づくと、それまでは背の高い杉に覆われていた登山道が明るく開けてきました。
アセビの赤やオレンジの新芽が山肌を包むようにまとい、女性らしい姿を現す市房山。
標高1722mと聞き、勇ましい山のように感じていましたが、実はとっても柔らかい表情で登山客を出迎え、まるで妖精が潜んでいるようなメルヘンチックな一面も垣間見せてくれます。
遥か向こうにそびえる頂きを眺めて
しばらく歩くと、さらに見晴らしも良くなり、米良三山の一つ、石堂山、遠くには霧島連山の高千穂峰や韓国岳の姿も見ることができました。
アセビに囲まれ、青い空の下、絶景を眺めながらのおやつ休憩は、ちょっとしたご褒美。空の中にそびえる市房山の頂上を再び見上げ、山頂を目指して歩き出します。
出会った人々と笑顔で登頂を分かち合う
登山道のすぐ脇で登山客に声援を送ってくれるウグイスたち。鳴き声を真似て口笛を服とその声に答えるように鳴き返してくれます。
そんな野鳥たちに励まされながら、もうひと踏ん張りです。
ようやくたどり着いた山頂では、先にたどり着いていた熊本側からの登山客らが「お疲れさま、頑張ったね」と笑顔で声をかけてくれました。
小さな鳥居に向かって手を合わせ、山頂にたどり着けたお礼と無事に帰宅できるように祈ります。
ゴールデンウィーク前後には鮮やかに咲き誇るアケボノツツジ(写真は違います)、秋には美しい紅葉が楽しめます。
山頂で楽しむごはんとおやつ
木の陰に腰を下ろし、市房山の山頂まで登り切った後の昼食は、何にも代え難いごちそう!「山頂ごはん」は登山の楽しみの一つでもあります。
お湯を沸かして西米良の「ゆず茶」で食後のティータイム。フルーティーな香りが口に広がり、甘みが疲れた体に沁み入ります。体力を消耗した後のクエン酸と糖分補給にばっちりにな一品です。
「また来ようね」山頂から見える景色を見つめながら友と誓う。
西米良村側、熊本側の景色を堪能したら登山道を下山します。
1年を通じてみせてくれる、様々な山の姿を求め、また訪れることを心に誓いました。
【今回の市房山登山コース】 登山口5合目に車を停めて登山開始。7合目付近には作業小屋がある。杉やヒノキの緩急ある坂道のあと、8合目付近から視界が開け、アセビの群生地にでる。眺望が最も良いポイントである。9合目に水場、さらに行くと展望岩がある。 【所要時間4時間10分 登り2時間30分 下り1時間40分】
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やっほーさん
休日はミラーレス一眼を片手に、よくえびの高原に出かける。好きなブランドは「パタゴニア」。最近は、韓国岳・登山口付近の草原が気になるスポットです。