水は周りの色、光を映す。

海や水辺をよく撮られています。

[その川辺はどんな存在?]

海や水辺をよく撮られています。

 海は不意に撮りたくなる場所なので写真も多いです。でもただ美しい風景は撮りたくない、「美しさ」に気持ちが引っ張られて、結果的に感動が残らないんです。
 だから親と遊んだというような、自分のバックボーンを基に撮ることが多い。昔よく遊んでいた小さな川は、どうしても一度撮影したかった。最近ようやく実現させました。


その川辺はどんな存在?

 心の原風景でしょうか。一ツ瀬川の支流ですが、子供だけで行くことを禁止されていた場所でした。そこで泳ぎを覚え、水の怖さも知った。溺れたことがあるから、怖さを本能的に知っています。
 父や叔父は水の深い場所に、溺れることを想定して行かせていましたね。水の怖さを知っておくと身を守る術になります。


水の色は何色だと感じますか?

 水は完全に無色透明。ただ水は周りの色を反射して色がある。だから水を撮影する時は、光を考えます。風景は太陽が真上にある時は避けます。
 太陽が昇る前、沈む前、月が出る2時間ぐらい前などがいい。光が徐々に変化してドラマチックです。


表紙写真を撮影してください。

 実は応募しようと思っていたんです。過去の表紙で気になったものは、暗い場所で川らしき水面を映したもの。画面の中に情報が少ないものって、関心を湧かせます。


こちらもおすすめ

人気記事

おすすめトピック