2040年を前に、地域経済や市民生活への大きな影響が懸念されています。

宮崎市の人口が今より約5万人減少するとされている2040年。人口減少に加え、少子高齢化の進展により、働き盛りが少なくなる一方、高齢者の割合がさらに大きくなります。

24年後に迫る厳しい現実と向き合い、将来にわたって地域の活力を維持するにはどうすべきか、考えてみませんか。

宮崎市が抱える借金は中核市としては九州最多

[人口が減少し続ける中で次世代に重荷を残すことに]

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宮崎市が抱える借金は中核市としては九州最多

現在、宮崎市は他の同じ規模の都市と比較すると、公共下水道の整備や学校の耐震化などは進んでいるものの、市民一人当たりの借金(市債残高)が多く、特に九州内の中核市では最も借金が多い自治体となっています(グラフ①)。

また、いざという時のための貯金(財政調整基金)も、年々減ってきている状況です(グラフ②)。


人口が減少し続ける中で次世代に重荷を残すことに

今後、財政状況が悪化すれば、市民の皆さんの要望に応えることや、新しいサービスを始めることができなくなります。

必要な施設の修理などが後回しになり、水道料金やごみ袋の価格、公共施設の使用料などの値上げにより、収入を増やさなくてはならなくなります。

そして、やがては子どもや孫の世代に、多額の負担という重荷を背負わせてしまうことになります。どうしてこのような状況になっているのでしょうか。


昔はきれいな水田だったね…

後継者不足や農業従事者の高齢化といった状況下で、荒れる農地や、老朽化した空き家が増えます。


移動が不便だなあ…

障がい者や高齢者のためのバリアフリー整備が進まず、利用者は不便さを強いられます。
施設の手入れも行き届きません。


前はもっと安かったのに…

働き盛りの人口が減って高齢者が増えるため、年金生活の高齢者はもちろん、全ての年代で、医療費の負担もかさみます。


税金が高くて大変…

減少する収入をまかなうために、水道料金やごみ袋が値上がりしたり、無料だった施設が有料になったりします。


今日も人がいないね…

人口減少で利用者が減り、スタッフも削減されるため、閑散とする図書館。
予算不足の影響で、新しい書籍も入りません。


もう何年も古いまま…

予算の不足で修繕が進まず、傷みや汚れが目立ちます。
閉鎖する施設も増えますが、撤去費用もないため、そのままです。


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miyazaki ebooks編集部

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