なるべくごみを出さない、そしてごみとなってしまったものは再び資源として利用する“循環型社会”。
これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会から“循環型社会”へ転換し、地球上の限りある資源や豊かな環境を未来に受け継いでいくために、私たちが日々の生活の中でできることを考えてみましょう。
[ごみが減らないとどうなるの?]
なるべくごみを出さない、そしてごみとなってしまったものは再び資源として利用する“循環型社会”。
これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会から“循環型社会”へ転換し、地球上の限りある資源や豊かな環境を未来に受け継いでいくために、私たちが日々の生活の中でできることを考えてみましょう。
驚くほどのごみの量
宮崎県で1年間にどれだけのごみが捨てられているのかをご存知でしょうか。
家庭や職場などから毎日のように出されるごみ。それが積もりに積もって、1年間で排出されるごみの量は、年間41万3千トン。
これは福岡ソフトバンクホークスの本拠地「ヤフオクドーム」1.2個分もの量にあたります。
1人1日当たりにすると約1kgのごみを出していることになります。
ごみが減らないとどうなるの?
このままごみが減らなければどうなるのでしょうか。
まず問題となるのがごみを捨てる場所です。宮崎県ではごみを埋め立てる最終処分場が全部で18施設ありますが、あと19年でいっぱいになってしまうと言われています。
さらにごみを処分するのに、多くの費用がかかっています。収集、選別、焼却、埋め立てなど、その費用は全国で年間1兆8千億円。これは国民1人当たり年間約1万4千円を負担している計算になります。
私たち一人ひとりがごみを減らせば、これらの費用を削減できるだけでなく、ごみ焼却の際に必要なエネルギー資源や発生する二酸化炭素を削減できるなど、環境面でもメリットがあります。
やってみよう4R
ごみを減らすために宮崎県が推進しているのが4Rです。
例えば買い物にマイバッグを持って行ったり、食べ残しをしないようにしたり、古い物を修理して長く使ったり、ごみの分別を正しく行ったりすることです。
4Rには暮らしの中に取り入れられるものがたくさんあり、一人一人の心がけが全体のごみ減量につながります。みんなで4Rを実践しましょう。
Refuse[リフューズ] - ごみになるものを断る -
・マイバッグを持参し、レジ袋を断る
・過剰包装を断る
Reduce[リデュース] - ごみを減らす -
・食べ残しをしない
・使い捨て商品よりも詰め替え商品を選ぶ
・量り売りや、ばら売りのものを購入する
Reuse[リユース] - 繰り返し使う -
・壊れたものを修理して長く使う
・不用になったものを工夫して使う
・リサイクルショップやバザーを活用する
Recycle[リサイクル] - 再生利用する -
・分別基準に従ってごみを出す
・牛乳パックや食品トレーなどは店頭回収を利用する
・生ごみはコンポスト(有機堆肥)などにする
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