300年以上の伝統を誇る延岡市民の心の原風景"のべおか鮎やな"

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300年以上の伝統を誇る延岡市民の心の原風景"のべおか鮎やな"

 宮崎県の北部に位置する延岡市。延岡市は、五ヶ瀬川・大瀬川をはじめとする五ヶ瀬川水系の川が流れ、昔から「水郷延岡」として知られており、秋になると架設される「鮎やな」が秋の風物詩となっています。延岡の鮎やなは、300年以上の伝統を誇り、川原で鮎を焼く風景は環境省が選定する「日本かおり風景百選」にも選ばれ、延岡市民の心の原風景とも言えます。

 さて、皆さんにも馴染みの深い魚である鮎ですが、延岡では江戸時代より地域の特産物として贈答品に用いられていました。800年前には、宇佐神宮にも奉納された記録が残っています。随筆家の佐藤垢石は「延岡の鮎は味、香り、姿まで日本一」とコメントし、絶賛していました。

 鮎やなとは、秋になると産卵の為に河口付近まで下り産卵する鮎の習性を利用し、竹で作った落テ簀(おてす)に誘い込む伝統的な漁法です。やな漁自体は、全国でも散見できますが、川幅が100m を超える箇所に架設される壮大なスケールや、旭化成の工場の煙突が見えるほどの都市部に架設される点においては、他に類を見ません。


 延岡市は 東九州に位置し、東を日向灘、そのほかを九州山地に囲まれ、市内を流れる五ヶ瀬川、北川、祝子川の河口が一つになり、海へ注ぐ、豊かな水の郷です。
ご当地グルメ「チキン南蛮」をはじめ、水の郷を象徴した五ヶ瀬川水系で行われる伝統漁業「鮎やな」は、300年の歴史があります。また、自然に恵まれた土地でもあり、ロッククライミングファンにはお馴染みの、上鹿川の鉾岳、綱の瀬川を見下ろす比叡山、そして、登山愛好家の憧れ、大崩山、風光明媚な日豊海岸。魅力満載の延岡市に、ぜひお越し下さい!


一般社団法人 延岡観光協会 TEL. 0982-29-2155

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