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ふるさとの山河のように清く大きく健やかに育て―。桃の節句を祝う綾町の伝統行事「第14回綾雛山まつり」は、2月22日―3月3日に開催された。 雛山は町内 22カ所、 宮崎市3カ所に設置。 スタンプラリーも開催され、 観光客でにぎわった。

 綾小学校3年生による手づくりのかわいらしいひな人形や、 繭玉を使った個性的な雛山、 手づくりの 「さげもん」 が飾られた壮麗な雛山など、 子どもへの深い愛情が感じられる美しい飾りに観光客からため息がもれていた。
 中でも、 熊須碁盤店では、 幅約14メートルの巨大な雛山の中に、 千切り大根を作る雛人形や子どもをあやす人形、 人形サイズに合わせた小さな祝い料理などが飾られ、 ユニークで手の込んだ細工に多くの人が見入っ ていた。

 期間中は綾幼稚園の園児による合唱やハンドベルの演奏、だご汁の振る舞い、 人形供養祭なども行われ、 カメラを片手に、 歓声を上げながら散策する観光客の姿が多く見受けられた。



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