おもしろいぞ!街のまん中
[この冬使える!街なか満喫術]
こんなにある!街なかイベント
宮崎市の中心市街地では、さまざまな人が関わる新しい動きが生まれています。「大学生や高校生がイベントなどをきっかけに街と関わるようになっています。中には県外出身にも関わらず宮崎を良くしたいという高い志を持った子もいて、頼もしいですね」(Doまんなかモール委員会 福田さん)。こうした若者との関わりは全国から注目されていて、他県から視察に訪れる例もあるそうです。
福田さんは、これからの活性化のカギは人だと言います。「東京の下北沢や吉祥寺辺りは、いろんな人が街を使って自己表現をしているんですよ。街自体が個性の集合体なんですよね。だから、別に買い物をしなくても、面白い人がいっぱいいるから出掛けたくなる。宮崎も、あのお店に行こう、というよりも、あの人に会いに行こうという動機で、人が集まる街にしたいと思っています。そのためにも、街なかのどこかに、広場やたまり場みたいな場所があるといいですよね」街がもっと元気になるためには、店とイベントのどちらかが欠けてもだめ。両方の魅力を同時に高めて、どこにも負けない街になるよう、福田さんをはじめとする街なかのメンバーはこれからも活性化のために活動していきます。「きっかけは気になる店一つでも、一回のイベントでもいい。少しでも興味が湧いたら、まずは一度この街なかに来て欲しいですね。小さな街だけど、魅力的な人、物がいろいろありますよ!」
この冬使える!街なか満喫術
たくさんの面白さを秘めた街のまん中。ここでは、それを知る3人に、街の楽しみ方や新たな試みなどを語ってもらいました。
市民の皆さんの中には、街なかに随分行っていないという人が多いと聞きます。
篠原(以下、篠) ぼくらが学生の頃、街なかに来るきっかけの多くは人との交流がメインでした。店が入れ変わる中で人のつながりが薄くなり、きっかけが失われている感があります。
浅岡(以下、浅) 街は人と人とが交わるコミュニケーションの場だからね。大型商業施設が街なかに代わってそういう場になっているわけではない。街なかの役割として変わらない部分だと思いますよ。
これまでにはなかった新しい動きはありますか?。
浅 ぼくは11月から「まちなかイルミネーション」の実行委員長として、新しい試みを始めました。中心市街地の全360店舗にも電飾の演出をお願いしているんですよ。
鳥山(以下、鳥) 町全体で電飾に取り組んでいる川南町のように、楽しく競い合うムードが生まれるといいよね。
浅 そう。橘通の中央分離帯にあるワシントニアパームのライトアップもやりますよ! 国道では全国初の試みなんです。10年後の市制100周年には冬の風物詩としてみんなに愛されるよう続けたいです。
イベントといえば、高校生や大学生が参加するものも増えていますね。
篠 ボランティアや、出演者として参加してくれる人たちがいます。県外出身で、参加をきっかけに宮崎に就職し、協力し続けてくれる人もいますよ。
鳥 誰かが出演すると、その周りの人が足を運ぶきっかけにもなるね。
浅 子ども連れのファミリーにもたくさん来て欲しいよね。
篠 ぼくの店は2階だし、特に子ども連れが使いやすい訳でもないのに、最近子ども連れのお客様が増えてます。
鳥 街なかで子どもとのんびりできる場所は、少なからず需要があるのよ。そういう意味では、みやざきアートセンターはまだまだ活用できそうですね。
篠 ぼくもよく利用します。絵本はいっぱいあるし、子どもを遊ばせるには最適です。
浅 商店街も大型商業施設を見習って、駐車場や駐輪場、キッズスペースなどももっと充実していけるといいよね。年末年始はイベントが多数開催され、街なかに足を運ぶきっかけが増えます。
島 「ニシタチ提灯まつり」は風情があって楽しめますよ。しばらく街なかから遠ざかっている40?50代の人にも来て欲しいな。
浅 カップルに、イルミネーションをバックに写真撮ったりして欲しいな。年配の皆さんにも、「たまには母ちゃん連れ出してデートにおいで!」と言いたい。
篠 昔とは街の表情が変わっているので、新しいお店や人と出会えると思います。ネットでは分からない、リアルな街なかを探検して欲しいですね。
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