積もった雪が月の光を反射して、柔らかな光を放つ夜などは、まるで美しいおとぎの国

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2月も末になると、えびの高原では本格的に雪が降りはじめます。一面真っ白に降り積もって道や木々を覆い隠し、見慣れたはずの場所が知らない場所のように見えます。白い雪が青い空に映えきらきらと輝く景色、また積もった雪が月の光を反射して柔らかな光を放つ夜などは、まるで美しいおとぎの国に迷い込んだよ うです。

暖かい南九州にあるえびの高原では、雪は降っても根雪にならずに溶けてしまうことがほとんどです。30年ほど前までは1m近く積雪があったそうですが、近年は30cmを越えることはほとんどありません。

昭和末までは白紫池が天然のスケートリンクでしたが、温暖化に伴い氷が薄くなり、現在では全面結氷しない年もあります。平成元年からはえびの高原内に造られた人工スケートリンクが使われています。日本最南端の屋外スケートリンクで、広い空の下、韓国岳を眺めながら滑走できます。 (文/えびのエコミュージアムセンター)


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