[えびのの自然に魅せられて]
趣味で始めたサーフィン
「この大会に出場したいと願っていました。やっとその夢が叶いました」と話すのは、8月に宮崎市木崎浜海岸で行われた第49回全日本サーフィン選手権大会に出場した、えびの市地域おこし協力隊員の永田和さん(堀浦)です。
この大会は、サーフィンのアマチュア大会では、1番大きな大会です。ボードの長さや性別、年齢ごとにクラスがあり、波に乗って技を競います。大会で永田さんは、ロングボードウィメンクラスに出場しました。「優勝する気持ちで臨んだのですが、大会ということも忘れ、純粋にサーフィンを楽しみました」と大会を振り返ります。
永田さんは、今年の3月に地域おこし協力隊の隊員として埼玉県からえびの市にやってきました。18歳の時に趣味で始めたサーフィン。今ではプロ並みの腕前です。いい波に乗るには、気象条件の把握が欠かせません。「その日の風向き、強さなどをよむようになりました。サーフィンを始めて、自然と向き合うようになりました」
えびのの自然に魅せられて
永田さんが、えびの市の地域おこし協力隊員になろうと思ったきっかけは、えびの高原から見た絶景でした。「えびの高原に遊びに来たとき、高原からの見晴らしに感動しました」それから、えびの市への移住を考えるようになったそうです。
「偶然、インターネットで、地域おこし協力隊募集の記事を見て、すぐに応募しました」隊員として、えびの高原や矢岳高原への山ガール誘致、新たな散策ルートの開発などを行っている永田さん。山と海には意外な共通点がありました。「山と海、全然違いますが、私の中では似ているように感じます。自然は、ありのままの自分でいればいい、自分と人を比べる必要はないということを気付かせてくれました」と話します。
「えびのに住んで、山の自然に触れる機会が多くなりました。海とは違う魅力を日々見つけています」と山の自然の魅力を感じているそうです。
学んだことを活動に生かしたい
8月23・24日、えびの高原で、隊員として初となる山ガール・サミットが開催されました。裏方として山ガールを出迎えました。「参加者に喜んでもらえるよう、準備できるものはすべて手作りにしました。参加者も、えびのならではのおもてなしで満足していただいたと思います」
永田さんは、サーフィン大会への参加はもちろん、運営にも携わってきたそうです。「イベントの誘致や運営には、共通する点が多くあります。今まで感じたり、学んだりしてきたことをえびの市での今後の活動に生かし、えびのの魅力を発信していきたいです」
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