パームスが、県内市町村にエールを送る本コラム。
今回は日南市です。
油津商店街の再興や、大型クルーズ船の寄港など、近年はめざましい躍進ぶり。
そろそろジャカランダが咲く季節です。
たいていみんな名前を間違って覚えてる。
[新ニュースが続々!]
パームスが、県内市町村にエールを送る本コラム。
今回は日南市です。
油津商店街の再興や、大型クルーズ船の寄港など、近年はめざましい躍進ぶり。
そろそろジャカランダが咲く季節です。
たいていみんな名前を間違って覚えてる。
いまや地方創生のモデル
日南市が月給90万円で街づくりの仕掛け人を募集して話題になったのは、2013年のこと。ついこないだのような気がするのに、早いですよね。油津商店街はあんなに見違えたのに、同じ4年でなにひとつ変わってない人、手あげて。ハイ!
ここ数年、県内どころか全国から注目されている日南市です。シャッター通りだった油津商店街は、地方創生のモデルとして各県から視察団が相次ぐほど。大型クルーズ船は油津港に寄港するたびニュースになります。商店街には誘致されたIT企業のオフィスが次々に開設。油津赤レンガ館はいまや働ける文化財。
油津ばっかりじやん! そんな声もありますが、日南市の印象が一変したのも事実です。いいタイミングで広島力ープが優勝したり、たぶん県内でいま一番脂がのってます!
新ニュースが続々!
日南海岸、堀川運河、飫肥の町並み、カツオ、おび天、厚焼卵。おなじみの観光品目より、豪華客船などの新しいニュースのほうが目立ってきた最近の日南市です。ただ、いまだに県外で言われる、「宮崎の人ってサボテン食べるんでしょ?」の由来たるサボテンステーキが消えたのはさびしい。青臭さと苦みのある懐かしの味。まずい名物って、いまこそSNS などで話題になりそうなのにね。
話題と言えば、飫肥に古民家を再生した宿がオープンしたのがこの春です。1日1組限定で、1泊2万8800円からですって。値段を聞いたら「飫肥に泊まるのも悪くないよね」と思ったゲンキンな人、手をあげて。ハイ! 油津商店街内にゲストハウスが開業したのも今年です。
南郷エリアではやはりこの春に、新ブランド「美々鯵」が誕生しました。3~6月に獲れる旬の鯵に限定しているそうなので、食べるならいまのうちに! 『港の駅』の週末の行列がますます長くなりそうです。
北郷エリアからのニュースは、いよいよ今年度中に供用が開始される、東九州自動車道の日南北郷IC~日南東郷IC区間。あわせて北郷に道の駅設置の気運も高まっています。ただ、北郷以北と油津以南の開通がまったくの未定です。せつない。
まちは人なり!
ともあれ、新しい話題に事欠かない最近の日南市です。30代の若き市長。商店街を再興したサポートマネージャー。企業誘致に腕をふるう市のマーケティング専門官。この方々の記事をいまあちこちで見かけます。人が変わってまちが変わった。日南市は如実に示してくれました。やはりまちおこしは人なんですよね。
油津にゲストハウスを開いたのは県外の学生起業家です。アクションは誰にでも起こせます。南郷の鮮魚店店主が、NHKの『プロフェッショナル』で紹介されたのも記憶に新しい。先人いわく、人は城、人は石垣。まさに人はまち、人はふるさとです。
この春の日南市長選のさ中、小さなニュースが報じられました。正月に咲く桜を育てて日南の各地に植え、北郷の花咲かじいさんと呼ばれた方の訃報です。飫肥城や北郷駅で冬の桜を見上げれば、派手でなくとも地域を愛したたくさんの人がいたことも、きっと感じられるはず。
日南市はこれからが本番です。つぎは、人が変わっても続くものを。時代は移っても残り、愛される飫肥城のようにです。いまは本丸なき飫肥城だからこそ、誰でもそこに立つことができ、自由に理想像を描くことができるわけですから!
いま強引にまとめにいったと思う人―? ……ハイ。よみがえるあのサボテンのほろ苦さ。
日南市のココもスゴイ!
*南郷城跡
日向灘や大島、七ツ八重を望む絶景地。島津氏への備えとして築城されたといわれています。2月ごろの、早咲きの桜と青い海のコントラストは必見
*祗園神社
梅ヶ浜にある隠れたパワースポット。岩窟の奥に龍神が祀られています。鵜戸神宮ともまた違う幽玄な雰囲気。広渡川右岸にある赤い鳥居が目印です。
日南市DATA
●人口:52,767人(5/1現在)
●面積:536k㎡
●人口密度:98人/k㎡
●市の木:飫肥杉
●市の花:ツワブキ
●市の鳥:カワセミ
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