毎号、久保 雪ちゃんが消防団活動にチャレンジするこのコーナー。
今回は、少し趣向を変えて、団員さんを集めての座談会。いったいどんな話が飛び出したのでしょうか。
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毎号、久保 雪ちゃんが消防団活動にチャレンジするこのコーナー。
今回は、少し趣向を変えて、団員さんを集めての座談会。いったいどんな話が飛び出したのでしょうか。
長嶺 佑哉さん
国富町消防団 第一分団第一部
消防団歴 6年
【雪】
本日は座談会ということで、5名の消防団員のみなさんにお集りいただき、ありがとうございます。
まずは、消防団に入ったきっかけから教えてください。
【長嶺】
消防団員である父親から「地元にいるのなら入った方がいいぞ」と誘われたのがきっかけです。
デイシー・ミリアム・バレト・バレラさん
宮崎市消防団 女性分団第二部
消防団歴5年
【デイシー】
私は教師をしているのですが、2008年の四川大地震で、被災した子供たちが、なかなか救助されず苦しんでいるのを見て、万が一の時に子どもたちの力になりたいと考え、消防団に入ろうと思いました。
治田 文代さん
宮崎市消防団 女性分団第七部
消防団歴10年
【治田】
私の場合、動機が不純かもしれませんが、当時の佐土原町の広報紙で紹介された、女性消防団員の制服にあこがれて(笑)。
池田 和幸さん
綾町消防団 第三部
消防団歴2年
【池田】
私は綾町の消防団に所属していますが、地元は都城なんです。同郷の職場の先輩から「消防団に入れば人とのつながりができるぞ」と言われて、それならば入ってみようと思いました。
持原 愛希さん
宮崎市消防団 女性分団第一部
消防団歴4年
【持原】
私の場合、高校の吹奏楽部の恩師が宮崎市消防団のラッパ隊を指導されていて、また先生のもとで演奏したいと思ったのがきっかけです。
【雪】
長嶺さんが消防団に入ったのは、消防団員だったお父さんがきっかけということですが、小さいときに消防団員として活動するお父さんの姿を見て、どのようなことを感じていましたか?
【長嶺】
幼少期、よく父の操法大会の練習に連れて行かれたのですが、そこで活躍する父がとても格好よかったんです。将来は自分もやってみたいと思っていました。
【雪】
消防団は小さい頃からの憧れだったんですね。実際、消防団員になられていかがですか?
【長嶺】
操法大会に出てみると、そこでしか味わえない雰囲気がありますし、なんといってもやりがいがあります。あらためて消防団に入ってよかったと思いました。
【雪】
デイシーさんは、消防団活動を通じて国際交流をされているんですよね。具体的にどのようなことをされているのですか?
【デイシー】
私の母国はコロンビアなのですが、故郷の消防団を訪問して、日本の消防団の活動を紹介したりしています。
私が生まれたボゴタでは、たびたび地震が起こるので、住民の防災意識が高いのです。それもあって、みなさん私の話に熱心に耳を傾けておられました。
【雪】
治田さんは、高校生の娘さんが2人いらっしゃるそうですね。消防団活動と家庭との両立は大変ではないですか?
【治田】
子どもたちにはいろいろと迷惑をかけてきたと思います。私が消防団に入ったとき、上の子が小学3年生、下の子が小学1年生だったんです。
当時は主人が単身赴任で、操法大会の練習で、夜、家を空けなくてはいけないときは、2人だけで留守番をさせていたんです。
【雪】
そうなんですか。その辺、お子さんたちは理解されていたんですか?
【治田】
今日も制服姿で家を出てきたのですが、「いってらっしゃい、頑張って!」と送り出してくれました。そのあたりはしっかり理解してくれていると思います。
【雪】
消防団員としての10年間を振り返って、家族に何か伝えたいことはありますか?
【治田】
まだ言ってはいないのですが、子どもたちには、ぜひ消防団に入ってもらいたいと思っています。
【雪】
10年間も消防団員として活躍する、お母さんを見ているので、消防団の意義はしっかりと伝わっていると思います。きっと入ってくれるのではないでしょうか。
【雪】
では、最後に持原さん、消防団に入られていない方々に何か伝えたいことはありますか?
【持原】
ラッパ隊に入りたいというきっかけで消防団に入った私でも、地域の人たちとふれ合ったり、操法大会のお手伝いをしたりと、消防団活動にとてもやりがいを感じています。日常生活において、人を助けるということを学べる場でもあるので、ぜひ興味をもっていただき、入団していただきたいと思います。
みなさん本当に素晴らしい活動をされているんですね。
地域の安全が守られているのは消防団員のみなさんのおかげです。これからも地域を守る活動を頑張っていただきたいと思います。
今日はありがとうございました。
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