[長友勘右衛門水路(舞鶴公園前県道沿いの水路)]
長友勘右衛門君 水路功績記念碑(岩坂門跡南側)
昭和9年(1934年)に功績を称えて建碑された。背面には長友勘右衛門の人となりや功績が刻まれている。
長友勘右衛門水路(舞鶴公園前県道沿いの水路)
大平寺畑田用水路の通称で、慶長17年(1612年)に完成した用水施設。
初代藩主・種長の命により、長友勘右衛門によって開かれた高鍋藩で最も古いとされる水路である。
幹線水路は約5km 受益面積は約180ヘクタール
長友勘右衛門は生年・没年不詳。
高鍋を訪れた時、畑地の多いのを見て「用水施設を整備すれば、畑を田に変えることができ、農家の増収につながるし藩の財政も豊かになる」と考え、水路建設を考案した。しかし水路計画を練ったものの良い案が浮かばず藩の祈願所である比木神社(現在の木城町)に祈願し、身を清めて百日参りを始めた。
ちょうど百日目の明け方、枕元に比木神様が表れ、水源地、水路順のお告げがあったという。夢から覚めて現地を見ると、夢と一致しており、早速計画書を完成させ、藩主・種長に進言し、工事の監督役に任命さ
れている。
秋月種樹公漢詩碑(舞鶴神社と大クスの間)
秋月種樹(たねたつ)が亡くなった翌年、神奈川の別荘に建てられていたものを大正初めに移設した。漢詩は種樹が72歳で亡くなった年(明治37年/1904年)の作である。
飛梅(紅梅・白梅)
平成17年(2005年)、内親王紀宮様(黒田清子/さやこ)御成婚記念に太宰府天満宮から寄贈を受けたものである。
舞鶴神社
明治4年(1871年)、城内にある五つの神社を一ヵ所に合祀し、社を建てたもので、舞鶴神社となり「五社殿様」と崇敬されている。
五つの神社は
・八幡宮 武神「八幡神」を祀る神社
・白山宮 秋月家の祖神
・竜宮 水の神・農業の神
・天神宮 学問の神
・財部大明神 風邪の神
現在の社殿は昭和17年(1942年)県社昇格記念に改築されたものである。
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