天正四年(1576)に建てられた供養碑。
昭和35年4月号から1年間連載されていた「地名むかしむかし」。
市内のいろいろな地名の由来を当時の文章のままお届けします。
昭和35年8月号より
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天正四年(1576)に建てられた供養碑。
昭和35年4月号から1年間連載されていた「地名むかしむかし」。
市内のいろいろな地名の由来を当時の文章のままお届けします。
昭和35年8月号より
新名爪(にいなづめ)は宮崎市の北の咽喉をなすところである。
ここから道は二つにわかれ東に道をとれば広瀬をへて延岡に行く日向の大街道であり、西の道は佐土原を経て妻に至る街道である。
反対に左右の両街道はここで合して宮崎に入るのである。
南に蓮ケ池の丘陵地帯が道を遮り、これを負うて北と東に水田地帯がひろがっている。
ここが古くから開けた土地であることは兵地におびただしく残っている横穴古墳がこれを物語っている。
[中略]
近世には佐土原島津氏の領地となったが、由緒の古い土地だけに古い時代の遺物が多い。
新名爪という地名の爪はあて字で詰であろうが、新名は新しい開墾地という意味で、その行き詰まりということではないかと思われる。
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