写真は熊野神社(当時)

「地名をたずねて」は今号で最終回です。

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 権現町という町の名は相当に多いようである。 [中略] 江平町一丁目から一つ葉へ行く道路のわかれみちのところに神社がある。ちかごろ改築されてりっぱな社殿となった。この神社は「日向地誌」には熊野神社と書いてある。 [中略] この神社はもと権現さんとよんだもので、熊野権現であったが、明治のはじめに権現という名が禁ぜられたため、熊野神社というようになった。しかし権現さんの方が古いので、土地の人は権現さんと呼び、その権現さんがあるから権現町という名ができたわけである。

 だいたい権現というのは何かというと、仏が仮りに姿をかえてあらわれたものが権現である。


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「ごんげんちょう(権現町)」昭和36年9月 「地名をたずねて」より 写真

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